会社売買やM&Aにおすすめのサイト4選

会社売買のおすすめサイトをご紹介

会社売買やM&Aを考えている経営者にとって、信頼できるプラットフォーム選びは非常に重要です。最近では、オンラインで簡単にM&Aの買い手や売り手を探すことができるマッチングサイトが増え、利便性が高まっています。本記事では、会社売買を行えるM&Aマッチングサイトの概要、利用するメリットとデメリット、主要なサイトの特徴、そして選び方について詳しく解説します。

M&Aマッチングサイトとは?

M&Aマッチングサイトは、会社の売却を考えている売り手と、会社の買収を希望している買い手を結びつけるためのオンラインプラットフォームです。これらのサイトでは、売り手が自社の詳細な情報を登録し、買い手は希望する条件に基づいて企業を検索することができます。また、一部のサイトでは仲介者や専門家と連携して、交渉や契約のサポートも提供しています。

M&Aマッチングサイトのメリット

  1. アクセスの広さ: オンラインプラットフォームを利用することで、地域を超えた幅広い市場にアクセスできるため、より多くの売り手や買い手とのマッチングが期待できます。
  2. コスト効率: 一般的なM&A仲介サービスに比べて、マッチングサイトの利用はコストが低い場合があります。固定費や成功報酬が安価に設定されていることが多いです。
  3. 効率的なマッチング: プラットフォームの検索機能を使って、希望する業種、企業規模、地域などの条件に基づいた企業を簡単に見つけることができます。
  4. 匿名性の確保: プライバシーを重視する売り手にとって、匿名で企業情報を公開し、希望する相手とだけ詳細情報を共有できるのは大きな利点です。

M&Aマッチングサイトのデメリット

  1. 情報の信頼性: 登録されている企業情報が正確であるかどうかを確認するのが難しい場合があります。そのため、自己責任での情報確認やデューデリジェンスが不可欠です。
  2. 専門家の関与の少なさ: 一部のプラットフォームでは、従来の仲介業者と比べて専門家のサポートが限定的である場合があります。特に交渉や契約の段階でのアドバイスが不足する可能性があります。
  3. 競争の激化: 多くの買い手が同じプラットフォームを利用しているため、人気のある企業には複数の買い手からの競争が発生し、価格が上昇する可能性があります。

主要なM&Aマッチングサイトの特徴

以下は、会社を売買できるM&Aマッチングサイトの中でも主要なサイトです。それぞれの特徴を活かして、自社に最適な後継者や買い手を見つける手助けをしてくれるでしょう。

1. BATONZ(バトンズ)

BATONZは、全国規模で利用できる事業承継・M&Aのマッチングプラットフォームです。特に中小企業向けに特化しており、多くの後継者候補や買い手が登録しています。(2024年9月時点で約22万の買い手が登録。個人も含む。)また、M&A仲介会社や士業専門家、金融機関等も活用しているため、多種多様な売却案件が掲載されています。業種や地域別の検索機能が充実しており、精度の高いマッチングを実現しています。一番最初に登録をするM&Aマッチングサイトとしておすすめです。

  • 特徴:幅広いネットワーク、専門家によるサポート、詳細な機能、国内最大級
  • 利用料:売り手は無料。買い手は成約時に成約価額の2%(最低税込38.5万円)です。ただし、専門家への手数料が必要な案件もありますので、案件ごとに事前に確認してください。(※2024年9月時点)
  • URL: BATONZ

2. トランビ

トランビは、M&A専門のマッチングプラットフォームであり、特に中小企業の事業承継を目的とした案件に対応しています。買い手と売り手のニーズを的確に把握し、スムーズなマッチングを実現するためのサポートを提供しています。売り手の利用料は無料で、買い手は利用料が成約手数料体系(成約した時にだけ費用が発生する)ではなく、月額定額制のため、比較的安価なM&Aを実現できる可能性があります。ただし、M&Aは一般的に成約まで3ヵ月~1年ぐらいと言われていますが、実際はいつ成約するかはわかりません。買い手はその点も踏まえ、成約報酬体系のM&Aマッチングサイトを選択するのか、トランビのような月額固定のM&Aマッチングサイトを利用するのかを判断しましょう。

  • 特徴:M&A専門のサービス、親身なサポート、明確なプロセス
  • 利用料:売り手は無料。買い手は買収価格に応じた月額定額制(※2024年9月時点)

・買収価格500万円以下:3,980円/月(税抜)

・買収価格3,000万円以下:9,800円/月(税抜)

・買収価格無制限:19,800円/月(税抜)

3. M&Aクラウド

M&Aクラウドは、買い手企業に売り手が直接コンタクトできるサイトです。特にIT(テクノロジー)業界やスタートアップ企業のM&Aに向いたマッチングサイトで、IT業界の多くの優良企業や勢いのある企業が買い手として登録しています。M&Aクラウド側からのサポートもあるため、売り手はスムーズなマッチングが可能です。ただし、基本的にM&A仲介会社や士業専門家、金融機関等が交渉代行をするような仕組みにはなっていないため、売り手は自分自身で買い手との交渉を行う必要があります。M&Aのプロセスは複雑で、不明な点も多いため、必要に応じてM&Aクラウドのサポートスタッフに相談することをおすすめします。

  • 特徴:IT、テクノロジー、スタートアップ企業のM&Aに強い
  • 利用料:売り手は無料(サポート内容によっては料金が発生する可能性あり。要確認。)。買い手は2つのプランから選択できます。(2024年9月時点)

【クローズドプラン】会社情報やM&A・出資ニーズを一般公開せずサービスを利用したい企業様向け

・成功報酬:売買価格の1~10%、最低手数料100万円

【掲載プラン】自社のM&A・出資ニーズを広くアピールしたい企業様向け

・成功報酬:売買価格の0.9~9%、最低手数料100万円

※詳細な料金ページはこちら(M&Aクラウドのサイトに飛びます。)

4. M&Aナビ

M&Aナビは、AIを活用した売り手と買い手のマッチングや、簡易企業価値算定レポート、AI OCRなどの機能を搭載しており、面倒なカスタマイズ無しで利用することができます。

  • 特徴:AIを活用した効率的なマッチング
  • 利用料:売り手は無料、買い手は買収価格に応じた成約手数料が発生します。(2024年9月時点)

・買収価格3,000万円以下の部分:5%

・買収価格3,000万円超~1億円以下の部分:3%

・買収価格1億円超の部分:1.5%

・最低手数料:20万円

M&Aマッチングサイトの選び方

  1. 目的に合ったサイトを選ぶ: 自社の規模や業種、取引の目的に応じて最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。例えば、スタートアップ企業の場合はM&Aクラウドのような特化型のプラットフォームが適しているかもしれません。
  2. サイトの信頼性を確認する: 利用者のレビューや実績、提供されているサービス内容を確認し、信頼性の高いサイトを選ぶことが重要です。また、サイト運営者の経験や知識も重要な判断基準です。
  3. コストとサポートのバランスを考える: コストだけでなく、提供されるサポートの内容も考慮する必要があります。特に専門家のサポートが必要な場合は、対応範囲や追加料金の有無を確認しましょう。
  4. 機能と使いやすさ: プラットフォームの機能やユーザーインターフェースが使いやすいかどうかも重要です。直感的に操作できるサイトは、取引をスムーズに進めるために有用です。

まとめ

M&Aマッチングサイトは、企業の買収や売却を効率的に進めるための有力なツールです。サイトごとに異なる特徴やサービスがあるため、自社のニーズに最も合ったプラットフォームを選ぶことが成功の鍵となります。トラブルを避けるためにも、事前に十分なリサーチと準備を行い、適切なサイトを選定するよう心がけましょう。

 

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